セブン&アイ・ホールディングス傘下の金融サービス事業会社、株式会社セブン・フィナンシャルサービスは、2011年6月1日から、グループ横断の『セブン&アイポイントサービス』をスタートさせることを発表した。
同サービスは、全国のセブン-イレブン(13,250店舗)、イトーヨーカドー(174店舗)、そごう・西武(27店舗)、デニーズ・ファミール(463店舗)の各店舗と、セブンネットショッピングのオンライン決済を対象に導入される。
今回のサービス開始により、グループ全体で、会員総数約2,900万人、年間売上高約5兆円、ポイント発行額約400億円相当とみられる、日本最大級のポイント連合が誕生することになる。
具体的には、6月1日から開始される『ポイント優遇サービス』では、セブン&アイグループで発行しているクレジットカードをグループ店舗で利用すれば、ポイントが優遇されるサービスが提供される。
また、9月から実施予定の『nanacoポイントクラブ』では、イトーヨーカドー、そごう・西武のポイントから「nanaco」ポイントに移行・合算できるサービスが提供される。
ポイントサービスが多様性を増してくるにつれて、ポイント数を一個所に合算したくなるのが、消費者のホントのキモチであれば、グループ系列の企業業種が多岐にわたれば渡るほど、「グループ横断」の効力は一層増すことになる。「計画的」といった意味不明の日本語が漂う昨今だが、波及する範囲が広範な場合には、一歩先を見据えた戦略が必要となってくるのだろう。
セブン&アイ・ホールディングスリリース