株式会社ゼウスは、同社が提供する『EC-CUBE2.11』系向け決済モジュールにおいて、「3Dセキュア及びリピーター向け継続決済」に対応したことを発表した。
今回の「3Dセキュア」対応により、従来のセキュリティコードによる認証方式に比べ、より本人認証の精度が高まり、クレジットカードの不正使用を抑止することが可能になると期待されている。
また、「リピーター向け継続決済(Quick Charge)」にも対応したことで、同一サイトでの商品購入時に、2回目以降のカード情報入力を省略できるため、リピーターの利便性を向上させることが可能となると見込まれている。
ちなみに、「3Dセキュア」とは、従来の「クレジットカード番号」と「有効期限」に加え、「自分しか知らないパスワード」を合わせて認証する仕組みのこと。
また、『EC-CUBE』とは、株式会社ロックオンが開発してきたECサイト構築システム『ECKit』を元に、2006年9月1日にオープンソースとして公開された、eコマース向けのCMS(コンテンツマネージメントシステム)のこと。
一般的に、eコマース向けのCMSは、海外発のものが多く、日本独特の商慣習などの面で、日本用に作り変えるコストが発生するケースも多いが、『EC-CUBE』については、国内が開発元であることから、そういった点を考慮しないで済み、eコマース用CMSとして、国内シェア一位の座を維持している。
人間が作成したプログラムを、他の人間が理解できないはずはない。そういった知的探究心から、「ハッキング」技術は進歩してきたわけだが、「クラッキング」に悪用され得る負の側面も、排除できないこともまた事実であろう。あくまでも、完全なセキュリティ技術は存在しないことを理解し、サービス提供者としての出来る限りの予防対策を講じ、また同時に、講じた対策が突破された場合の措置・対応を準備するための有用なツールとして、試してみるのも悪くない。
株式会社ゼウスリリース