(画像はJGTOホームページより)
「本当にやめなくてよかった」
この言葉が印象に残った2011日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯は39歳プロ16年目の河井博大が初優勝をメジャー大会で飾った。
初優勝を狙う最終日は首位でスタート。追いすがる昨年の賞金王金庚泰、そして裵相文を強い気持ちで振り切った。勝利のカギを握ったのは15番500ヤードに及ぶパー4、このホールで6メートルも残ったパーパットを執念で押し込んだ。続く17番もグリーンエッジから8メートルをねじ込み勝負あり。プロ転向16年の苦労と努力が15番17番のピンチを切り抜けさせ初優勝へと導いた。
名門日大ゴルフ部を経て1996年にプロ転向を果たしたがその後シード落ちQT失敗と苦労の連続だった。高校の先輩である田中秀道に一度「やめたい」と相談したことも、しかしゴルフ好きという気持ちが前へ進む力となり今日この日を迎えた。
男子ゴルフ界は石川遼に代表されるように若手の台頭が目立っているがアラフォー世代がまだまだと言わんばかりにゴルフ界を引っ張っていくだろう。