米複数メディアが、3月末より中国が一部映像作品に対し発禁処分を下していた事が明らかとなった。対象となるのは「タイムトラベルを題材にした映画やテレビドラマ」とのこと。
元々検閲の厳しいことで知られる中国政府。世界的名作と呼ばれる作品でも、一例としてブラッド・ピット主演『セブン・イヤーズ・イン・チベット』など当局の政策に少しでも批判的なニュアンスが含まれれば発禁処分の対象となる。今回の発禁ガイドライン実施の背景には「(タイムトラベルは)歴史を軽視する創造行為」という政府の捉え方があるという。
現時点で発禁処分が確認されている著名作品は以下の通り。『ビルとテッドの大冒険』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『きみがぼくを見つけた日』『12モンキーズ』『スタートレック』『ターミネーター 』『猿の惑星』『バタフライ・エフェクト』『オースティン・パワーズ』『クリスマス・キャロル』。他にもタイムトラベル物は今後、静かに市場や中国系動画サイトから姿を消す事が予想される。