(画像は『100000年後の安全』公式サイトより)
公開スルーと見られていた映画作品が、配給側やその関係者の強い意志により小規模ながら公開された。題名は『100000年後の安全』。フィンランドに建設中の放射能廃棄物処理場をテーマとした、真摯なドキュメンタリー作品である。
同作品は今年秋に公開が予定されていたが、先月11日の東日本大震災、そして放射能汚染問題が起きたことを受け、「ヒア アフター」や「世界侵略:ロサンゼルス決戦」などのように公開スルーの可能性も高かった。しかし関係者は「今だからこそ見てほしい映画」とし、時期を一挙に早めて公開を実施。2日から、午前1回だけの上映にも関わらず、多くの観客が劇場に足を運んでいる。
現在、東京・渋谷のアップリンクで公開中。「上映してくれてよかった」というコメントが多い。「この映画は、原子力に反対している訳ではない。見た後に、それぞれが考えればいいこと」と浅井社長はコメントしている。尚、公式サイトは閲覧者多数の為か、現在繋がりにくい状態にある。