(画像はスタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』公式サイトより)
『となりのトトロ』『もののけ姫』など、自然の描写がこの上なく美しいアニメーション映画を描き続けているスタジオジブリの宮崎駿監督(70)。監督のメッセージは「絶望するな。我々はもう一度美しい自然を取り戻す為に努力する」といったものだった。
28日、自身の息子・吾朗監督が担当する夏公開予定のスタジオジブリ作品『コクリコ坂から』の主題歌発表会見に参加した宮崎駿。震災について質問が出されると、「私達の列島は繰り返し災害におそわれてきたが、それでも自然の豊かな恵まれた島。困難や苦しみがあっても、もう一度美しい島に戻すために努力する甲斐がある」とコメントした。
一方で監督は「がれきに埋もれ、埋葬もできない人が大勢いる国でアニメを作っている自覚がある……この映画が多くの人たちの何かの支えになってくれたら。」ともコメント。また自身の次回作については「すでに準備に入っている」と意味深なコメント。再び監督がメガホンを取る日が近いようだ。震災の衝撃を目の当たりにした監督。感受性の強い彼が次回作でどのような作品を描くのか、気になるところだ。