楽天銀行株式会社(以下、楽天銀行)は、2011年7月20日から、『楽天銀行ファストパス』を、開始している。
同サービスは、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供されている長期固定金利住宅ローン「フラット35」の申込みの際、必要書類に不備のない場合に、優先的に審査を実施するというもの。審査期間は、最短3営業日が予定されている。
また、同行の場合、全国に約340社あるといわれる取扱金融機関の中でも、年2.39%から2.06%の最低金利を実現しており、さらに、融資事務手数料は、「借入額×1.365%」で、業界最低水準価格とのこと。
ちなみに、一般的な住宅ローンの審査は、「年齢」、「年収」、「勤務している会社」、「勤続年数」、「現在の住まい」、「個人信用情報(現在のローン状況、サラ金やカードローンの利用歴、クレジットカード保有枚数、健康状態など)」、「担保となる対象物件の評価」などの基準があり、各項目の評価の合計で、合否が決定されるといわれている。
審査には、二段階あり、金融機関が行う「仮審査」と呼ばれる事前審査は、最低でも一、二週間、信用保証会社が行う本審査が、三週間から四週間ともいわれている。
今回の件に限らず、銀行などの金融機関が、利息(金利)を得る目的で、会社、個人などの資金需要者に金銭を貸し出す「ローン(融資)」の審査には、不透明な部分が多い。また、審査の否決を繰り返すごとに、その難易度は上昇し続ける。“必要書類に不備のない”がポイントで、事前の準備と慎重な検討が要求されていることをお忘れなく。
楽天銀行株式会社リリース