リゾートソリューション株式会社は、新企画「タクバス」を、2011年7月4日から運行している。
同企画は、タクシーとバスの利便性を活かしたアイデアで、首都圏14ヵ所の駅前と温泉リゾート地を往復直行バスで結ぶことにより、家族や友人と気軽に、かつリーズナブルに温泉旅行を満喫できるというもの。
また、利用者にとっては、交通費やガソリン代が節約できることに加えて、交通混雑の緩和や排気ガスも減らし、環境対策やエコ対策等との二次的効果も期待できるとのこと。
ちなみに、第一弾は、群馬県の「水上温泉」、「猿ケ京温泉」方面の6施設(「水上館」、「水上ホテル聚楽」、「ひがきホテル」、「辰巳館」、「猿ケ京ホテル」、「R&Sホテル水上大峰山」の温泉宿6ヵ所が対象となっている。
温泉宿泊施設の送迎サービスといえば、施設から最寄りの駅からのものと思われがちだが、最近では、空港や新幹線が停車するようなその地域の主要な駅・ターミナルまで、その範囲を拡大しつつある一方で、富山黒部立山にある「みくりが池温泉」など、“日本一高い場所”のような、到着までの醍醐味を維持する施設が、より一層の存在感を際立たせているケースもあり、観光客へのアピールポイントは、多様化を深めているようだ。
今回のサービスは、タクシーと直行バスで、自宅から温泉施設までをフォローする方式。イメージとしては、宅配便など流通業界が行っている、「ハブ」を大型トラックでの遠距離ネットワークで結び、そこから放射線状に配達するハブ&スポーク方式の旅行バージョンといえなくもない。ガソリン代も下がらず、高速道路料金も、土日休日限定の割引も元にもどったいまだからこそ、合理的な判断を優先させたい利用者のニーズに応えたものなのかもしれない。車好きには申し訳ないが。
リゾートソリューション株式会社リリース