KDDI株式会社は、同社の関連企業KDDI研究所が開発した「手のひらAR」技術を活用したauスマートフォン向けのARアプリケーション『てのりん』を公開した。
「セカイカメラ」との連携も
「手のひらAR」は、スマートフォンのカメラで手のひらを写すと、手のひらの位置や傾きを検出して、手のひらの上に3Dオブジェクトを表示させることができる技術だ。これをアプリとして作りこんだのが『てのりん』である。
『てのりん』では、スマートフォンのカメラで手のひらを撮影することで、画面上でキャラクターが手のひらに乗っているかのように出現し、歌ったり踊ったりするのだ。
初期段階では、KDDIのオリジナルキャラクター「かりん」がプリセットされており、au one Market経由でさまざまなキャラクターをダウンロードすることができる。また、本サービスの開始を記念し、3Dで作成されたバーチャルキャラクター「初音ミク」の無料ダウンロードも用意されている。
なお、今後は頓智ドット株式会社による「セカイカメラ」と連携し、3Dコンテンツを気軽に楽しめるプラットフォームとしてサービスを展開していくという。
『てのりん』は、au one Marketからダウンロードでき、料金は無料となっている。
Editor's eyes
ARマーカを用意する必要もなく、手のひらを撮影するだけでARを楽しむことができる。auスマートフォンユーザ限定という点は惜しまれるが、今後の展開が楽しみなサービスである。
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