ソニー株式会社は、簡単操作で使える家庭用蓄電池「ホームエネルギーサーバー」として、『CP-S300E』ならびに『CP-S300W』を、2011年10月から発売する。
家電機器へのダイレクト給電が可能
「ホームエネルギーサーバー」は、同社製のオリビン型リン酸鉄リチウムイオンを正極に用いた二次電池を搭載した、家庭用の蓄電池だ。ACコンセントが2口用意されており、家電機器をダイレクトに接続することができる。
バッテリの容量は約300Whとなっており、テレビなら約2時間半、LED照明なら約10時間の使用が可能だ。充電には一般家庭のコンセントが使用でき、約6時間でフル充電となる。
本体サイズは、W210mm×H350mm×D270mmとコンパクトなっており、スペースの限られた部屋でも設置可能だ。使用の際には、コンセントに家電機器を接続し、出力ボタンを押すだけで良い。バッテリの残量は、LEDインジケータにより確認することができる。
また、内蔵バッテリは1日1回充放電した場合で、約10年以上の寿命を持つという。また、過電流防止機能や保護タイマー、異常温度・異常出力検知機能といった安全機能も万全だ。
製品バリエーションとして、50Hz出力の『CP-S300E』、60Hz出力の『CP-S300W』が用意される。なお、価格はオープンながら、市場想定価格は150,000円前後となっている。
Editor's eyes
この手の製品としてはめずらしく一般家庭向けに作られている。操作性も良く、デザインもスタイリッシュだ。ピークシフトはもちろん、停電時の備えとしても有効に活用できそうだ。ただし、300Wh以上の機器(電子レンジやコタツなど)は使用できないので注意が必要だ。
ソニー株式会社リリース