カブドットコム証券株式会社は、2011年9月1日から、貸株サービスの金利を、従来の一律0.25%から、銘柄毎の個別金利にて提供している。
具体的には、貸株金利1.0%以上の「ボーナス銘柄」(最大5%程度)を、毎月20から50銘柄程度設定し、約3,200銘柄を貸株金利0.4%、約200銘柄を0.1%とするというもの。
なお、今回のサービス提供開始を記念して、「株式入庫&貸株キャンペーン」も実施されている。
貸株とは、証券会社に預けている株券や上場投資信託および投資信託などを預けている証券会社に貸し出し、賃貸料を得るしくみのこと。銀行金利同様、「貸株金利」という利子が発生する。
貸主としてのメリットが強調されがちだが、貸株サービスには、株式を貸し出した先の証券会社等が破綻した場合に、貸し出した株式が戻ってこないといったリスクもある。証券会社が、自社の資産と顧客の資産を、区別して管理する「分別管理」の対象外となるためで、金融サービスが「他力本願」であることを象徴的に表しているような同サービスの利用には、投資信託レベルの自薦の調査検討が必要なのではないだろうか。
カブドットコム証券株式会社リリース