株式会社アネストは、2011年8月10日から、逆求人型就職支援プログラム『マッチングプラザ』の提供を開始している。
同プログラムは、採用する側から採用される側にアプローチする“逆指名型”となっており、同プログラムに登録した未内定の新卒学生は、自己PRページを作成・公開することにより、企業からスカウトを受けることが可能となる。
また、同プログラムへの登録は無料で、登録後には、専任カウンセラーによる面談とテストを受けることもできる。
さらに、同社が公認する“就活生”になった場合には、専任カウンセラーによるさらなる“後押し”や、「キャリアアップカリキュラム」受講、「オーディション選考会」参加による、採用側への直接自己プレゼンテーションの機会獲得といったサービスが提供される。
登録方式の新卒求職支援が、新たなフェイズを迎えているのだろうか。経済産業省がすすめる「前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力」の社会人基礎力は、「想定外」という逃げ道が用意されている、これまで“一流”といわれてきた企業に欠けている点であり、また、その力が身についているのなら、あえて大企業には行く必要もないともいえよう。
年功序列が廃れたのならば、逆に考えると、年齢にとらわれない活動が是認されるということにもなるわけで、雇ってもらおうと就活テクニックを磨くよりも、自身が持てるほどのスキルを取得し、雇う側を品定めするような気概を持つことで、今回のようなサービスの利用方法も変わってくるのではないだろうか。
株式会社アネストリリース