ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社(以下、YGL)は、「グローバルダイレクト(FERRY)」において、下関港-蘇州太倉港間に加え、大阪港-上海港間でも同サービスを開始することを発表した。
YGLでは、海外から日本、日本から海外の店舗や個人宅へ貨物を直接届ける「ヤマトグローバルダイレクト」において、日中間の高速フェリーを利用したサービスを2010年9月に開始しているが、これまでの下関港-蘇州太倉港間(週2便)に加え、新たに大阪港-上海港間(週2便)を結ぶ高速フェリーを利用することで、サービス体制を週4便に拡充することになる。
今回のサービスは、日中間の高速フェリーを利用して日本と上海エリアを結び、ロールボックスパレットまたはカートン(宅急便サイズ)単位で貨物を輸送するというもの。
中国から日本へ輸入する場合、日本から中国へ輸出する場合ともに、着地側の物流センターや倉庫を経由せず、通関後、直接の届け先に配送することで、リードタイムの短縮と物流トータルコストの削減が可能になる。
なお、輸送タイプは、ロールボックスと宅急便の2種類があり、料金体系は、ロールボックスパレット1本またはカートン1個単位のパッケージ料金となっている。
ちなみに、サービス開始日は、2010年12月21日。
空路よりも海路が選択された今回のサービス強化には、大陸を結ぶ海が、主導権争いの場ではなく、近くて遠い彼の国との交流を深めるための一里塚を期待したいところであろう。
ヤマトホールディングス株式会社リリース