株式会社アドスペース(以下、アドスペース)は、日本で初めて、Webサイトに掲載している画像上に広告を配信する「インピク広告」を開発したことを発表した。
「インピク広告」とは、Webサイト上の画像を自動的に解析し、画像上にユーザーの行動履歴に基づいた興味関心のある広告を配信する新たな広告手法のこと。
広告自体は、ユーザーが画像にマウスを合わせたときにのみ表示されるため、広告に対するユーザーの抵抗感も少なく、メディア運営者の配信設定も、Webサイト上に広告配信コードを埋め込むだけで簡単に導入することが可能となっている。
なお、同サービスにおける事前の広告テストでは、他の広告商材と比較しても、上々の実証結果が計測されているとのこと。
また、メディア運営者には、既存の広告スペースに加え、コンテンツ画像を新たな広告枠として有効的に活用でき、広告主にとっては、新たな広告手法として効果の最大化を図る事が可能となるなど、双方にとって充分なメリットが見込まれている。
「Flash」や「Ajax」、「HTML5」や「CSS3」などなど、制限された画面上での表現技術の進歩により、Webサイトの訴求力は格段に高まっている。今回の新技術に限った場合、表示されている画像の上に広告を出す場合には、文字が書いてある場所に突然表示されるよりもインパクトは弱めだが、可読性という観点からは、ユーザーの「じゃま」はしないのかもしれない。ただ、最近は、QRコードを含めた画像にも読み込む際などウィルスがしかけられるケースもある。きれいな花にはとげがあることも忘れないでおきたいものだ。
株式会社アドスペースリリース