有限会社 先端技術研究所は、米国Microdasys(マイクロ デイシス)社の『GeoShield』(ジオシールド)の販売を開始した。
『GeoShield』とは、位置認識セキュリティ ソフトウェア製品で、マイクロソフト『Forefront TMG』、『ISA Server 2006』のプラグインとして動作し、地理的なデータの出所、宛先の可視性を実現するというもの。防御できる脅威としては、フィッシング、データ窃盗、オンライン詐欺等があげられている。
同製品は、サーバの実際の地理的な位置に可視性を提供することにより、『Forefront TMG』にセキュリティの新しいレイヤーを追加する機能を搭載しており、担当者は、ユーザ、機器を信頼できる地理的地域に限定するための セキュリティ ポリシーを設定することができ、ビジネスのプロセスを妨げることなく、攻撃、データ消失へのリスクを大幅に制限することが可能となる。
また、国外追放されたトップ レベル ドメイン等の偽装URL解析により、ユーザ、セキュリティ担当者が外国に置かれたシステムに機密データを送る前に、情報を得た上で意思決定を行うことを可能にしており、同時に信頼できない地域への接続は完全にブロック可能とすることができるという。
なお、実際の防御は、インターネット ゲートウェイの位置で、マイクロソフト『Forefront TMG』、『ISA Server 2006』のプラグインとして機能する。
Microdasys社は、2002年に設立され、米国ラスベガスに本社を置く企業で、セキュリティに焦点を絞ったリセラーやディストリビュータの世界中のネットワークを通じて製品の販売とサポートを行っている。
先端技術研究所は、本社を横浜に置き、海外のソフトウェア製品の日本市場への輸入販売等、多方面の事業を行っている会社。
分野は異なるが、「タックスヘイブン」という言葉がある。外国資本や外貨獲得の為に、意図的に税金を優遇(無税または極めて低い税率)して、企業や富裕層の資産を誘致している国や地域のことで、今回のサービスは、これほど意図的でないにせよ、攻撃者が悪用する余地をあえて与えているようにも見受けられる。コスト削減・ムダ削減がかまびすしい世の中には、ある程度の無駄や余裕が必要なものだが、悪さを認めるゆとりは削減していくほかはないだろう。
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