ウディの原点が伺える
ウディ・アレン監督最新作『人生万歳!』が、明日11日より日本公開となる。先行試写会に足を運んだ人びとの映画レビューを観る限り、「流石はウディ・アレン」という作品に仕上がっているようだ。
物語の主人公は天才物理学者だが気むずかしいボリス(ラリー・デヴィッド)。そこに家出娘、メロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)がひょんな事から転がり込む。ボリスは無知で田舎者のメロディをこきおろしながらも、彼女に少しずつ心を開いていく、といった内容。
同作はウディ40作目となる監督作品。脚本は1970年代中期に自身が執筆したもので、彼の原点に立ち戻るような、都会的な皮肉やジョークがじっくり味わえるコメディーに仕上がっている。上映時間は1時間31分。