ANAは、2011年2月15日から、国際貨物の24時間対応Web予約を本格的にスタートしている。
同社では、新次元物流「ANA MODEL」の展開に合わせて、24時間いつでもどこでも身近に予約が可能となる、Web予約機能が本格導入される。
同機能を搭載したシステム『eACROSS』を本格導入することで、利用者への迅速な回答・リアルタイムでの搭載便の確認が可能となり、よりスピーディーな対応の実現による顧客満足度の向上が期待されている。
なお、同社は、前日の2月14日に、燃料費の上昇に伴う、国際航空貨物運賃の特別割増料金(燃油サーチャージ)の値上げを国土交通省に申請している。距離に応じて、1キログラムあたり6、7円の値上げとなり、適用は3月1日からとのこと。
ちなみに、国債航空貨物は、主に、半導体や薄型テレビ向け電子部品の輸出などに利用されている。
新次元物流とは、従来の2地点間輸送の次元を超えて、空港を基点にした特定域内を「面」で捉える“新次元”ネットワークで行う物流のスタイルのこと。
丸い地球上で国際化を標榜するには、24時間対応が必須の要素といえるだろう。リアルタイムでのレスポンスが実現することは、他社との競争力にさらなる武器を有することにはなるが、急ぎ過ぎは禁物であることも事実。日本ならではの、サービスの品質維持に努めていただきたいものだ。
全日本空輸株式会社リリース