ルネサス エレクトロニクス株式会社と、ルネサス モバイル株式会社は、次世代組込み型SoC『R-Car M1』シリーズを製品化し、2011年5月からサンプル出荷を開始することを発表した。
同シリーズは、組込み型カーナビ等の車載情報端末向けSoCとして、同社がこれまで提供してきたいくつかのシリーズを統合したもので、今回のサンプル出荷は、その第一弾製品となる。
今回の製品では、特定処理のための専用の回路や電源ICを組み合わせることで、低消費電力化を実現しており、また、3Dグラフィックス性能を強化したことで、3D画像表示による操作性を向上できることが特長となっている。
なお、『R-Car M1』シリーズには、2製品あり、サンプル価格は、『R-Car M1A』が、6,000円/個、仕様展開品の『R-Car M1S』が、5,500円/個となっている。
ちなみに、SoCとは、「System-on-a-Chip」の略で、ある装置やシステムの動作に必要な機能のすべてを、一つの半導体チップに実装する方式のこと。
カーナビの用途を考えた場合、画面の表現技術を無制限に進めてよいのかといった疑問がわき上がってくる。車窓の景色もクルマならではのごほうびとして。
ルネサス エレクトロニクス株式会社リリース