パソコンユーザーにおける「自炊」とは家庭料理を意味する他、自身の手で電子書籍化する作業(自吸い)を示す言葉でもある。優れたFujitu製スキャナーや本格裁断機が手元にあれば簡単に行え、PDF化などが施されたデータはスマートフォン等で閲覧する事が可能だ。しかし機器を揃えるには5万円程度が最低必要とあって、まだそれなりに敷居が高い。
そんな中、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、紙の書籍や雑誌を自力で電子書籍化する「自炊」の支援サービスを試験的に開始した。現在行われているのは大阪・枚方市、横浜市みなとみらいの2店舗のみ。
同社は「コンビニに置かれているコピー機のイメージ」と説明しており、店員も最低限の対応以外はサービスを行わない。料金は300円。尚、「今後サービスを拡張する予定は無く、あくまで実験段階」であると同社は強調している。