JR東海は、今回、富士山が国の史跡に登録されたことを機に、情報誌制作や、割引きっぷの発売等の企画を展開している。
まず、情報誌『Shupo富士山』が、2011年2月20日以降に、JR東海の主要な駅などで無料配布されるほか、JR東海サイトからも閲覧可能となる予定とのこと。
次に、割引きっぷについては、『富士山フリーきっぷ(名古屋・関西エリアからフリー区間までの往復に、新幹線を利用できるきっぷ)』や、『富士山きっぷ(関東・名古屋・関西エリアから静岡方面へJRを利用した場合に利用可能となるきっぷ)』といった、どちらもフリー区間内が3日間乗り放題となる商品が提供されている。
さらに、新富士・富士・富士宮の3駅では、富士山周辺の味覚を詰め込んだ『ふじのくに』弁当が、「富士山の日」である2011年2月23日から発売される。
富士山の魅力は、すそ野まで広がるその遠景にある。残念なことは、廃棄物が散乱してしまっていることで、そのために世界遺産に認定されないとも言われている。観光客に徹して、第三者として楽しむだけでなく、日本人の宝物としてその価値を高める努力をすべき時なのかもしれない。
東海旅客鉄道株式会社リリース