地域で防ぐ、地域で守る - ホンダの「SAFETY MAP」埼玉から一般公開

Hondaは、2013年3月29日、「SAFETY MAP」の一般公開を始めている。

「SAFETY MAP」とは、地域の住民や学校、企業などが、その地域における安全活動に活用できることを目的としたソーシャルマップのこと。

同マップの第一弾として公開される地域は、埼玉県内で、埼玉県警察本部から提供された交通事故情報や事故多発エリア情報、「ゾーン30」情報に加えて、“インターナビ”による急ブレーキ多発地点や、「見通しが悪い」、「飛び出しが多い」といった一般投稿による危険スポット情報が、地図上に掲載されている。同社によると、今後、他地域への展開も検討していくそうだ。

また、二輪車や四輪車など車両側からだけでなく、自転車や歩行者の立場からも危険エリアを確認して、情報を共有することも可能とのこと。

ちなみに、「ゾーン30」は、自動車事故抑止のため、市街地の住宅街など生活道路が密集する区域を指定し、その区域での車の最高速度を時速30キロに制限する交通規制のこと。また、“インターナビ”は、同社が提供するカーナビユーザーを対象とした交通情報配信サービスのこと。

なお、同社には、2007年12月から、“インターナビ”によるデータを基に作成した、「急ブレーキ発生箇所」データを埼玉県に提供することで、道路整備効果の検証や道路政策の立案、通学路の交通安全対策などに役立てられてきた実績があり、今回新たに加えられる、一般住民からの「実感」を含めて、机の上だけではわからない「地域の実情」を反映できることから、より広く認知されることが望まれるのではないだろうか。



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