EMCジャパン株式会社(以下、EMCジャパン)は、株式会社大林組(以下、大林組)がEMCジャパンの重複除外技術『Avamar(アバマー)』を採用し、効率的なバックアップ環境を構築したことを発表した。
大林組は、「業務上のデータはナレッジ資産である」という考えのもと、従来から企業ポリシーでもある災害対策を実施しているが、2009年からは、複数のプロジェクトで共通利用可能なストレージとして、将来的なデータ量増大も視野に入れたバックアップの運用方式へ変更するため、EMCジャパンの重複除外技術『Avamar』の導入を検討してきた。
今回の選定に至っては、その過程において、EMCジャパンでは、大林組の運用データを用いた『Avamar』の検証において、9割以上のデータ転送量を削減が可能となる結果が確認されており、また、リストアに関しても、『Avamar』は、1回の操作で希望日時のデータをリストアでき、万一の際にもサービス復旧が迅速に実施できる点も評価されたことが大きい要因となっている。
「情報の整理こそが難しい」ということを実感させてくれる今回の件。「いつでも取り出せる」ことが最大のニーズでは、直近のもの以外のデータは一定の期間を過ぎた後は、いつ来るともわからない出番のために、その存在自体がサーバーディスク容量を圧迫することになる。重複をなくすためには、登録する段階でのチェックが必要となるが、利用者のすべてにその順守を求めるのは、実務上難しいもので、ただ、一時の手間を面倒くさがることが、後々コストを生むのだが。
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