株式会社日経ビーピーは、同社が運営する建設・不動産の総合情報サイト「ケンプラッツ」にて、過去に報道された記事群を地図に結び付けて表示する新サービス『まちマスター』を開始した。
場所からニュースを読む
『まちマスター』は、同社が発信してきた記事の位置情報を抽出し、住所やランドマーク(建築物やテナント)単位で地図上に一覧表示するサービスだ。収録ランドマーク数は約1万件、掲載記事数は約3万件にもなる。
これにより、建設・不動産関連企業にとって日常業務が身近なサービスになるのはもちろん、一般ユーザにとっても便利なサービスとなる。例えば、東京スカイツリーや東京駅など話題の建築物について、その開発や改修に至る経緯から直近のトピックスまで、時系列に沿ってまとめて閲覧することができるのだ。
現在のところ、「ケンプラッツ」、建築専門誌「日経アーキテクチュア」、事業用・投資用不動産の売買関連情報サービス「日経不動産マーケット情報」のソースから、1999年以降の記事情報が地図上で確認できるようになっている。なお、本サービスは無料で提供されるが、記事全文を読む場合や一部コンテンツの閲覧は有料となっている。
Editor's eyes
これまでのニュースは、日付やキーワードによって並べられるのが当たり前のフォーマットであった。しかし、本サービスは、地図をプラットフォームとして、位置情報がベースとなっている。特定の場所、地域単位でニュースを読むという、新たな閲覧が誕生したわけである。
株式会社日経ビーピー