日立マクセル株式会社は、充電ケーブルなしでiPhone4を充電することができる、「Qi(チー)」規格に準拠したワイヤレス送電パッド『WP-PD10.BK』、『WP-PD10S.BK』およびiPhone4専用ワイヤレス受電スリーブ『WP-SL10A.BK』を4月25日より順次発売する。
「Qi」規格対応製品としては国内初
本製品は、iPhone4を置くだけで充電することができるデバイスだ。ワイヤレス送電パッド『WP-PD10.BK』では2台まで、『WP-PD10S.BK』では1台のワイヤレス充電が行える。また、iPhone4には専用のワイヤレス受電スリーブ『WP-SL10A.BK』を装着して使用する。
「Qi」は、WPC(Wireless Power Consortium)が策定したワイヤレス給電に関する規格だ。WPCには現在、72社が加盟しており、「Qi」規格の国際標準化が進められている。本製品は、同規格に準拠する日本初の製品である。
本製品では、複数のコイルが効率的にレイアウトされた「コイルアレイ方式」が採用されており、従来方式のように厳密な位置合わせは不要だ。送電パッドの上に気軽に置くだけで充電することができるのである。なお、価格はいずれもオープンとなっている。
Editor's eyes
同社ではiPhone4ばかりでなく、他のモバイル機器用の充電器も開発していくという。また、「Qi」規格が標準化されれば、ワイヤレス受電スリーブを使用せずに充電できる製品の登場も期待できそうだ。毎日の充電作業は面倒でもあり、ぜひ普及して欲しい技術である。
日立マクセルリリース