ウィーン日本大使館公邸にて
西洋音楽、芸術に深い歴史を持つオーストリア。日本も古典芸術溢れるこの国から多くの文化遺産を受けている。この度、そんなオーストリアのバイオリン奏者が、日本とオーストリア間の音楽的文化貢献を讃えられ、ウィーン大使館公邸にて叙勲伝達式が行われる運びとなった。
旭日中綬章を授与されたのはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター、バイオリン奏者のライナー・キュッヒル(60)。叙勲伝達式は28日に行われた。ライナーは50回以上オーケストラの為に来日した経歴があり、これが高く評価された形となる。ちなみに、彼の奥さんは日本人だ。
岩谷滋雄大使から勲章を受けたキュッヒルは「大変名誉に思う。これからも日本を訪れて、日本の人々と音楽との距離を近づけたい」と喜びのコメントを述べた。