株式会社NTTデータが提供している「ワンタイムパスワード認証サービス(BizEmotion-OTP)」が、株式会社十六銀行(以下、十六銀行)が提供する「じゅうろく法人インターネットバンキングサービス」の認証サービス「ワンタイムパスワード」サービスとして採用された。
十六銀行の「ワンタイムパスワード」サービスとは、「じゅうろく法人インターネットバンキングサービス」利用時の本人認証において、これまでの固定パスワードとあわせて、60秒ごとに変化するパスワードも使用することによってセキュリティーの強化を実現し、顧客に安心して「じゅうろく法人インターネットバンキングサービス」を利用してもらうためのサービスのことで、2011年1月17日から「ワンタイムパスワード」サービスを開始する。
利用者は無償で配布されるパスワード生成機に表示されるパスワードをログイン時のパスワードとして「じゅうろく法人インターネットバンキング」を利用することになり、一層安全性が高まることが期待されている。
今回、十六銀行が導入する、NTTデータの「BizEmotion-OTP」とは、インターネット上の金融取引におけるフィッシング、スパイウェア等による不正引き出し事件に対するセキュリティー強化対策ソリューションとして、ワンタイムパスワードのデファクトスタンダードである「RSA SecurID」を用いた共同利用型(クラウド)サービスのこと。
パスワード生成機として、キーホルダー型と携帯アプリケーション型の両方に対応しており、今回は、キーホルダー型が採用されている。
「RSA SecurID」とは、60秒ごとに生成されるランダムな数字と本人だけが知る暗証番号という、二つの要素を用いて認証を行うワンタイムパスワードのこと。表示される数字を入力するだけのシンプルな使い勝手が特徴で、有効なパスワードは60秒ごとに変わるため、パスワードの推測や盗聴などの不正行為に対して強力な本人認証を実現している。
セキュリティの基本は、システムを疑うことが前提で、最終的には、本人の警戒心にゆだねられる場合が多い。また、システムを構成する機能は、専門的な分野に応じて、製造者が異なっていることもままあり、全体の整合性が図られていない恐れもある。世の中に「絶対」というものはないように、コンピュータの世界にも絶対はない。大切な資産だからこそ、人任せにしない、監視が必要であろう。
株式会社NTTデータリリース