三菱電機株式会社は、音声認識技術を用いたエレベーター操作システム「タッチレスコール」を開発したことを発表した。
同システムにより、「乗り場のセンサーに約2秒間近づけば、自動的にエレベーターを呼び出され」、「エレベーターに乗車した後、行きたい階を声に出すことで行き先の階を指定できる」行動が可能となり、無理な姿勢で操作ボタンを押すことなく、エレベーターを利用可能・シルバーカーや車いす利用者、荷物で両手がふさがった利用者など、誰でも使いやすい・視覚障害者も操作ボタンを探す必要がなくなるとのこと。
音声認識(おんせいにんしき)とは、ヒトの話す音声言語をコンピュータによって解析し、話している内容を文字データとして取り出す処理のこと。最近では、「Android」を用いたモバイル機器などのアプリでも、この技術が利用されている。
カーナビからの技術転用は、マンションなどの集合住宅に暮らす人々の利便性を高める目的とする。また、意外な効用として、メールやチャット、ゲームなど、しゃべらなくても可能な生活に、声を出す機会が持てるのはよいことか。
三菱電機株式会社リリース