
日本の名映画監督、黒澤明に「(舞台やセットなどに施された)汚さが良いね」と評価された世界的SF傑作映画『スター・ウォーズ』シリーズ。同作品を手がけているジョージ・ルーカスがこの度、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を3D版にリメイクする事を決定した。尚、内容等に変化はない。2012年2月10日全米公開予定。
関係者が明かした所によれば、「スター・ウォーズ」全6部作が順次3D映画として上映される予定だと言い、今回はその第一弾と見込まれている。ジョージ・ルーカス傘下、高品質で有名なVFX工房インダストリアル・ライト&マジック社が監修する3D作品とあって、既にファンたちからは喜びの声が挙がっている。
「飛行中のショットが何万とあるからね。でも、立体映像というのは、適切に処理さえできれば、まるでその世界に入りこんだような素晴らしい体験を提供できるんだよ」と関係者は語る。映画事情通は「今回のような3Dへの移行作業を、私は"リバージョン"と評したい。」とコメント。「『ダイ・ハード』シリーズのようなアクション、『2001年宇宙の旅』のようなSF、『ロード・オブ・ザ・リング』のようなファンタジーなど、大作の"リバージョン"が、もしかしたら今後数十年の映画産業を下支えするかもしれない。」と分析している。