東芝ライテック株式会社は、E17口金小形電球と同等の大きさ・形状で、業界最高の効率と明るさを実現した『ミニクリプトン形5.4W』の2機種を、2010年9月24日から順次発売する。
「明るさ重視」と「光が広がる」2タイプを用意
『ミニクリプトン形5.4W』は、E17口金小形電球のリプレースを目的としたLED電球だ。新放熱設計や回路効率の改善により、E17口金小形電球と同等の大きさ・形状のコンパクトさと、明るさの両立を実現した。
製品には、使用場所によって選べる「明るさ重視タイプ」と「光が広がるタイプ」の2製品が用意され、それぞれ電球色相当と昼白色相当から選べるようになっている。
「明るさ重視タイプ」は、昼白色相当の全光束(lm:ルーメン)が550lm、電球色相当では410lmとなっている。本製品は、下方向主体の照明器具と組み合わせて、床面や机上面などの水平面照度を得たい用途に最適だ。なお、昼白色相当は、ランプ効率(102lm/W)・全光束ともに業界最高の数値を実現している。
「光が広がるタイプ」は、内蔵のプリズムレンズにより、横方向への光出力が強化されたモデルだ。広い配光角度を実現しており、ブラケットや小形シーリング、ペンダントなどで、違和感なくE17口金小形電球から置換えが可能だ。明るさは、昼白色相当が全光束510lm、電球色相当では380lmとなっている。
本体サイズは、どちらのタイプも外径35mm×全長67mmのコンパクトサイズとなっている。さらに、密閉形器具にも対応しており、さまざまな場所で活用することができる。なお、価格はいずれの製品も5,250円(税込)となっている。
Editor's eyes
これまでのE17口金に対応するLED電球は、製品バリエーションの豊富なE26口金用に比べ明るさで見劣りするものがほとんどであった。しかし、本製品は明るさの点でそれらのLED電球と同等であり、発光効率も良い。用途に応じてタイプが選べるのも新しい試みだろう。
東芝ライテック株式会社リリース