マーケティング・リサーチなどを手掛ける調査会社MM総研のこのたびの発表によると、おサイフケータイなど高機能をスマートフォンが搭載することにより、
「2015年にスマートフォンのシェアが40%になる」との予測がされました。
2010年度販売台数は386万台の見通し
今回MM総研は、需要予測にあたり2010年6月に携帯電話・PHSユーザーに対するWEBアンケートを実施。
株式会社クロス・マーケティングのモニターデータに加え、MM総研による市場調査データを含めた分析により、2015年度までの国内携帯電話端末およびスマートフォンの需要予測を発表しました。
MM総研によるとスマートフォンの販売台数は2009年度で
217万台。米アップル社「iPhone」が大きく貢献したのが理由。
なお、2010年度は同じ流れを受けて
386万台となる見通しとなっています(前年比77.9%増)。携帯電話全体で3,635万台なので、約10%がスマートフォンに移行したことになります。
2015年度に40%を超える見通し
また、MM総研によると2015年度にスマートフォンが全体の40%の契約率を占めると発表。理由としておサイフケータイや携帯メール、ワンセグなどのいわゆる「ガラケー」のお家芸である高機能部分がスマートフォンに今後搭載されるため、としています。
携帯メールといえば先日ドコモがスマートフォン向けに「
spモード」を開始し、スマートフォンでもiモードメールが使えるようになったばかりです。
また「おサイフケータイ」についてもいままではセキュリティの問題やFelicaチップを埋め込まなくてはならないといった理由からスマートフォンへの搭載はされてきませんでしたが、ドコモも秋以降導入を進めていくなど、スマートフォンを敬遠していたユーザーにも移行しやすい端末が発売されていくこととなります。
現状では「スマートフォン=タッチパネル」といったイメージが先行していますが、高機能が続々搭載されることにより市場がますます拡大していくかも?
ニュースリリース
株式会社 MM総研