岩崎電気株式会社は、新形LED道路灯『LEDioc ROAD(レディオック ロード)』を、2010年8月30日から発売している。
同製品は、「道路照明施設設置基準」に準拠し、「連続照明用」では平均路面輝度 1.0、0.7、0.5(cd/m2)、「交差点照明用」では20、15、10(.x:ルクス)の照明設計が可能となっており、補助幹線道路から主要幹線道路などの高規格道路まで全ての道路分類に対応できるというもの。
また、「連続照明用」と「交差点照明用」の2種類の配光を持ち、明るさは水銀灯400W(高圧ナトリウム灯220W)相当の「400シリーズ」、水銀灯300W相当の「300シリーズ」、水銀灯250W 相当の「250シリーズ」で計14形式となる。
「400シリーズ」では、従来の道路照明器具の水銀灯400W(器具消費電力470W)、高圧ナトリウム灯220W(器具消費電力285W)と同等の明るさを“1W形LED×120個(器具消費電力158W)”で実現している。水銀灯400Wと比較して約66%、高圧ナトリウム灯220Wと比較して約45%のCO2排出量の削減を実現でき、道路照明の省エネルギー化を推進するという。
また、設計寿命60,000時間、初期光束補正機能、深夜1/2調光機能、耐雷サージ性能の強化、点灯時の道路視環境の急激な変化を避けるマイコン制御のソフトスタート機能などLEDらしい機能面も充実された。
LEDの使い勝手の悪さの理由として、角度によって明るさが不足する場合があるとも言われている。省電力でなおかつ寿命が長い点は、保安上の観点から街路灯や道路照明の用途に最適だが、「死角」をつくらないことにも注意を注いでもらいたいものだ。
岩崎電気株式会社リリース