電子書籍配信事業を手がける株式会社スポマが8月26日、優秀作をiPhone/iPadアプリなどで配信する「漫画アプリ大賞」の創設を発表した。
概要
このたびオープンした公式サイトによると、「漫画アプリ大賞」は「既存作品のコンテンツ化」だけでなく「コンテンツの発行の市場を広げていく」ことを念頭に創設された賞。つまり、電子書籍にも新規作品を増やしていって、市場を広げていこう、という狙いがある。
今回応募された作品から選考を実施し、優秀作には以下の賞金が贈られる。
大賞:金100万円
2位:金30万円
3位:金20万円
4位:金10万円
5位:金5万円
奨励賞:金1万円(※6作品以上選ばれた場合)
また、優秀作はiPhone/iPadでも電子書籍化をおこない、日本語を含む五ヶ国語で有料配信。この配信による収入の一部(10%)は漫画の制作者に還元される仕組みとなっている。
漫画アプリ大賞・趣旨のページで主催者が
「(日本で)数千部しか売れない」と判断され今までは書籍にならなかった漫画でも、世界に配信すれば数万ダウンロードを目指せる。
私たちはそうした漫画の裾野の市場(ロングテール)を充実させていきたいと考えています。
と述べているとおり、国内外を問わず広いニーズを狙っていくようだ。
応募資格
応募資格はプロアマ問わず、未発表作品限定など。iPhone/iPad配信の理由から、アプリ配信の規約に抵触しやすい性的・暴力的表現等が中心となる作品は除外の対象となる。応募締め切りは10月10日(当日消印有効)。
なお、公式サイトではiPadアプリのサンプルなども公開されているようだ。応募したい作品があれば、この機会にぜひチャレンジしてみてほしい。
漫画アプリ大賞株式会社スポマ