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2025年05月05日(月)
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[逞しく勇ましい、優しくってとても愉快、西部を駆けたアメリカの英雄]

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[逞しく勇ましい、優しくってとても愉快、西部を駆けたアメリカの英雄]

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ジョン・ウェイン(1907~1979)
CINEMAのすすめ、本筋に帰還する。ビング・クロスビーが出演した1965年の『駅馬車』は、1939年に製作された西部劇の傑作、ジョン・フォード監督『駅馬車』のリメイクである。その原点である『駅馬車』に伝説のガンマン、リゴ・キッド役で出演している人物、それがジョン・ウェインである。逞しく勇ましい、そして優しく愉快――彼こそが、西部劇の名役者中の名俳優である。
ジョン・ウェイン
1907年、アメリカのアイオワにて生まれる。本名はマリオン・ロバート・マリソン。父は薬局屋。弟がいる。幼少時代は「リトル・リューク」と名づけられたテリア犬と常に一緒にいた為、愛称「デューク」で親しまれた。1911年、4歳、一家でカリフォルニアへ移住。少年時代はハリウッドのアイスクリーム店でアルバイトをしていた。1925年、18歳、南カリフォルニア大学進学後、フットボールに打ち込む一方、フリーメイソンに関係した青年団の活動に参加をしていた事もある。1927年、20歳、怪我によりフットボールから引退、これにより奨学金が断たれた為、映画スタジオにて大道具のアルバイトを始める。1928年、21歳、監督の目に止まり、端役として映画初出演を果たす。1929年、22歳、大学卒業後は引き続き俳優業の道を進み、1930年、23歳、『ビッグ・トレイル』にて主役に抜擢される。同作品の商業的失敗によりしばらくB級西部劇への登場を続けた後、1939年、32歳、ジョン・フォード監督『駅馬車』へ出演、同作品の大成功と共に一気にスターダムを駆け上る。以後、『アパッチ砦』、『黄色いリボン』、『静かなる男』、『リバティ・バランスを撃った男』などのフォード監督による傑作西部劇や、『史上最大の作戦』、『硫黄島の砂』、『コンヒドール戦記』などの戦争劇など、誠実かつ不屈の男をそれぞれの作品にて見事に好演した。1979年、現職大統領ジミー・カーターが異例の見舞いを敢行した6日後、肺ガンにより永眠する。ガンの原因として、1956年、49歳にて出演した『征服者』のロケ地がネバダ実験場の近郊であった事が考えられる。

3度の結婚暦があり、1度目のジョセフィーンとの間に4人、生涯を連れ添った3度目のピラーとの間に3人の子どもがいる。「船が浮かぶほど」の大酒飲みであった事が知られているが、演技の際に酩酊していた事は一度もない。

ちなみに、朗らかな語り口で我々に多くの映画の魅力を届けてくれた映画評論家、淀川長治であるが、彼が東宝映画の広報担当として初めて取り扱った作品が、先のジョン・ウェイン出演『駅馬車』である。原題の《Stagecoach》は「乗り合い馬車」の事であるが邦題としては情緒がなく、彼はずいぶん悩んだ末、『駅馬車』という日本人にもどこか親しみのある邦題を選ぶに至った。現在ではこの邦訳がすっかり定着しており、辞書にもこちらの訳し方が掲載されている。さすがである。

外部リンク

ムービーデータベース(IMDb、英語)
John Wayne (IMDb、英語)

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