株式会社NTTデータは、2010年8月16日から、動画共有サイト事業者向けに、『コンテンツ特定サービス』の提供を開始している。
『コンテンツ特定サービス』とは、サイト上にファイルが投稿される際に内容を自動的に解析し、あらかじめデータベースに登録された楽曲や動画の特徴情報と照合することでファイルに含まれている著作物を特定するサービスのこと。
同サービスの導入により、第三者が著作権を有するメディアコンテンツの不正投稿の有無を検知することが可能となる。
ちなみに、同サービスは、2009年10月から『ニコニコ動画』に対して、試験運用として提供しており、そこで得られたデータを元に、今回新たに動画共有サイト事業者向けに展開されることになったという。
『ニコニコ動画』とは、株式会社ニワンゴが提供している、2006年に設立された動画配信関連サービスのこと。2010年5月には、プレミアム会員数が80万人を突破している。
配信される動画には、映像と音楽双方にかかる著作権へのケアが必要である。ゆるいネット上のモラルは、まだまだ期待できない表れといえるだろう。
株式会社NTTデータリリース