株式会社オーエス(以下、オーエス)と富士電機システムズ株式会社(以下、富士電機システムズ)は、持ち運び可能な太陽光発電システム『モバイルソーラーユニット』を共同で商品開発し、2010年11月2日から販売を開始している。
同製品は、富士電機システムズの薄くて軽い太陽電池シートと、オーエスの優れたプロジェクタースクリーン巻き取り技術を融合し誕生した、軽量・コンパクトな実用的な太陽光発電機で、主に災害時の情報端末用として開発されたというもの。
当初の目的以外にも、学校、公民館を始めとした自治体、その他屋外イベント、レジャーなど電源供給のない場所での活用用途にも利用が可能で、無尽蔵な太陽光による独立型で持ち運び可能な発電システムとして、自然に優しいシステムであることから、CO2削減にも貢献することが見込まれている。
なお、出荷開始は、11月19日からとなっており、価格は、オープン(市場想定価格:5万円前後)とのこと。
自然エネルギーによる発電手法の代表格である太陽電池には、ある程度固定していないと充分な効果が発揮しえないイメージがあるようだ。今回の製品は、その既成概念を覆す「持ち運びできる」というもので、発電効率が実用に耐えうるレベルであるようなら、使い道は無限に広がるのではないだろうか。期待させてくれる一品だ。
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