株式会社モスフードサービスは、2011年1月から、順次、全国のモスバーガー店舗(一部店舗を除く)において新世代POSシステム(モスバーガー呼称:P6)を導入・稼動することを発表した。
同システムは、同社とNECインフロンティア株式会社との共同開発によるもので、モスバーガーで初めて、利用者側にもカラー液晶パネルが搭載される。
液晶パネルは、従来機より大型化した15インチで、レジ操作がより容易になるとのこと。また、利用者側の画面では、商品告知情報のほか、注文内容が一覧で表示されるため、自身の注文内容を確認しやすくオーダーミスを未然に防ぐことができると見込まれている。
さらに、バーコードスキャナについても新規導入となり、金券やクーポンの処理に活用することで様々な会計処理の省力化が図られている。
また、同システムでは、店舗管理業務向けの機能も大幅に向上されており、従来機に比べ精算業務等の処理時間が約70%短縮可能となったとのこと。また、現在はPC上のイントラネットを利用している本部と店舗間での情報共有がPOS上で可能となる新ソフトを搭載しており、消費電力も約60%低減されることから、店舗の省エネ化につながるものと期待されている。
今後のスケジュールは、11月から実店舗における運用テスト等を実施したのち、2011年1月から3月にかけて順次店舗設備の入れ替えを行ない、2011年4月の全国導入完了を目指すことになる。
ちなみに、導入コストは、21億円となっている。
ミスタードーナッツとの提携により、フットワークの軽さが散見されるようになったモスバーガーだが、マクドナルド社の後追いで、あえて安売りは必要ない。モスにはモスの良さがある。
株式会社モスフードサービスリリース