キャメロン・ディアス(1972~)
ジム・キャリー主演、アメリカン・コミック原作のファンタジック・コメディ作品、『マスク』にて、同作品の成功により主演俳優ジムと共に一気にスターダムを駆け上った女優、それがキャメロン・ディアスである。弾けるような輝きと明るさを兼ね備え、笑って踊って存分に物語を彩る人物だ。

1972年、アメリカのカリフォルニアにて生まれる。本名はキャメロン・ミシェル・ディアス。父方の両親がキューバ移民、スペイン系、先住民チェロキー族、イギリス系、ドイツ系といった血筋。父は石油工場現場監督、母は輸出入関係の事務員。姉と兄がいる。少女時代から女優への憧れを抱き、1988年、16歳、ロングビーチ高校在籍中にモデル契約、翌1989年、17歳よりファッション・モデルとして本格的に活動を始める。地道にキャリアを積み、1992年、20歳の頃にはカルバン・クラインやリーバイスといった高級ブランドのモデルとして活躍する。1993年、21歳、上記『マスク』のオーディションに参加し、主演に抜擢。映画初出演にして同作品は大成功を収め、一気に脚光を浴びる。『彼女は最高』、『真夏の出来事』、ジュリア・ロバーツ共演『ベスト・フレンズ・ウェディング』、テリー・ギリアム監督、ジョニー・デップ共演『ラスベガスをやっつけろ』といった作品への出演後、1998年、26歳、ベン・スティラー共演『メリーに首ったけ』ではゴールデングローブ主演女優賞を受賞、これにて映画女優としての確固たる地盤を固める。以後、スパイク・ジョーンズ監督『マルコヴィッチの穴』、トム・クルーズ共演『バニラ・スカイ』、スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ共演『マイノリティ・リポート』といったミステリー、サスペンス劇、マーティン・スコセッシ監督、デオナルド・ディカプリオ共演『ギャング・オブ・ニューヨーク』のような史劇、アビゲイル・ブリスリン共演『私の中のあなた』のようなヒューマンドラマ劇、そしてルーシー・リュー、ドリュー・バリモア共演『チャーリーズ・エンジェル』シリーズ、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ共演『ホリディ』、『ベガスの恋に勝つルール』、トム・クルーズ共演『ナイト&デイ』といったコメディ劇など、幅広い活躍を続けている。他、2001年、29歳、スティーブン・スピルバーグ製作指揮、ドリーム・ワークス社製作、マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィーら共演のCGアニメ映画傑作『シュレック』へフィオナ王女役の声を演じ、その後3作続けてのフィオナ役を好演している。また、2005年、33歳よりMTVの世界旅行番組へのレギュラー出演、及び番組制作を担当、キャメロンが友人らと共に世界のあまねく大地を巡るドキュメンタリー番組を描き続けている。尚、上記トム共演のアクション・コメディ作品『ナイト&デイ』は、昨日(2010年10月9日)より日本公開上映中。
俳優マット・デイモン、歌手ジャスティン、モデルのポールといった華々しい恋愛遍歴を持つ。かつてはベジタリアンであったが、今はそう厳格ではないらしい。母エミリオの遺伝性質を引き継ぎ、青い瞳、金髪。趣味は、サーフィンや編み物など。紛れもなく公私共に現在最も注目されている女優の1人であり、2007年の1年間に稼いだ額は約54億円。『チャーリーズ・エンジェル』シリーズを通じてルーシー・リュー、ドリュー・バリモアとは大親友の仲。ドリューと同様、ハードロックバンド、ラットの大ファン。
ちなみに、ソフィア・コッポラ監督、フランシス・フォード・コッポラ製作、日本を舞台にしたヒューマンドラマ劇『ロスト・イン・トランスレーション』には軽薄な金髪女優が登場するが、これはフランシスがキャメロンを揶揄した役柄だなどと言われている。キャメロンは同作品にて主演したスカーレット・ヨハンソンと全く馬が合わず、恋人であった歌手ジャスティンを巡りひと悶着起こすなど、出来る限りお互いに近づきたくは無いという関係を築いている。が、ここはハリウッド。いつの日か2人が握手をし、斬新なキャスティングを披露せしめ我々を驚かせてくれるであろう?
ムービーデータベース(IMDb、英語)<a href=" http://www.imdb.com/name/nm0000139/" target="_blank">Cameron Diaz(IMDb、英語)</a>