グランドフィナーレへ
貧困生活から一躍世界的ファンタジー小説家に転身した一児の母、J・K・ローリング(45)が、ロンドンで開催された映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』のワールドプレミアに参加。ローリングは同作品を鑑賞後、「とても気に入った」とコメントした。
『ハリー・ポッター』シリーズは1997年に出版されて以来、世界中から絶大な支持を集めたファンタジー大作。物語の終結に向けて、ファンは期待と共に絶望も滲ませている。「小説を書き終えたときの喪失感をもう乗り越えたので、自分は楽しい気分だが、(俳優たちは)辛いと思う」とローリングは語る。
ともあれ、ハリー役のダニエル、ハーマイオニー役のエマ、ロン役のルパートといった主演俳優たちは、それぞれ随分前から同シリーズ終了後の身の振り方について思案を重ねており、それぞれ活躍の場を着実に広げている。ダニエルは仮に続編が出版されても同役を演じる考えはなく、「1つの役を演じるのは10年で十分」と語っている。