20kg増量したのに
『Mr.ダマー』(94)や『ふたりの男とひとりの女』(01)などのコメディ傑作にてジム・キャリーと仕事を共にして来たファレリー兄弟監督。最新作『三ばか大将』の製作が始まっていたが、ショーン・ペンに続き、惜しくもジム・キャリーの降板も決定した。
『三ばか大将』は、1930年代からアメリカで放送されていた人気テレビ番組。モー、カーリー、ラリーの三人組が繰り広げるシットコム形式のコメディドラマだ。今回、ファレリー兄弟監督はこのリメイク版を製作する企画を持ち上げ、ショーン・ペン、ジム・キャリー、ベニチオ・デル・トロという豪華な俳優陣の出演が決まりかけていた。ショーン、ジムを失い、企画は暗礁に乗り上げた格好だ。
カーリー役を演じる予定であったジムは、身体面に満足出来ずに降板を表明。太ったカーリー役を演ずる為に20kgも増量して来たのだが、もう体力的に限界が来たという。「やるからには中途半端なことはしたくないんだ。増量できないからってファットスーツで帳尻を合わせるような事はしたくない。」とジムは語る。本人の目標としては、あと15kgは増やす予定であったらしい。
同作品の製作再開は未定。キャスティングがこのまま頓挫すれば、お蔵入りの可能性も高い。