キルスティン役を完全消去
サム・ライミ監督、俳優トビー・マグワイヤ、女優キルスティン・ダンスト――というメンバーで、これまで3作の優れたSFアクション映画を描いてきた『スパイダーマン』シリーズであるが、とうとうここでキスティン役の姿も物語から消えた。
『スパイダーマン』シリーズの新作に当たる4作目『リブート』では、監督から俳優陣がほぼ丸ごと一新される事が決まっている。そして脚本にはヒロインとしてエマ・ストーン(21)演ずるグウェン役が登場しているのだが、それではこれまでのヒロインを演じていたMJはどうなるのか?――という疑問が持ち上がっていた。しかしどうやら、11月に入ってからの製作陣の決定によると、同作品にはMJはまったく登場しないということが判明した。脚本のジェームズ・バンダービルトとマーク・ウェブ監督が、スパイダーマン、MJ、グエンの三角関係をうまく物語の中で表現出来なかった為、役柄そのものを削除する事を決めたのだという。
キャスト一新をする際、製作会社のパスカル会長は「10年前、我々はサム・ライミとトビー・マグワイアと共に旅に出て、ジャンルにおける新たな基準を設けた3作のスパイダーマン映画を作りました。興行的に歴史を塗り替えるとは、当初は誰も予想していませんでした。そして今、我々はこのシリーズで再び歴史を塗り替える貴重な機会を得たのです」と語っている。