天使の歌声が日本の曲を
1498年、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世が創設してから現代まで継承されている格式高い芸術集団、ウィーン少年合唱団が、2011年に開かれる予定の来日ツアーに際し、リクエスト曲を募集中である。
合唱団はオーストリア市民に限らず、世界中から集められた10歳から14歳までの音楽才能溢れる少年、約100人が所属している。現在、中には日本人も在籍中。透き通るような歌声を持つ彼らは、指揮者トスカニーニが彼らのコーラスを「天使の歌声」と表現したように、高い質を今日まで維持している。
日本には1955年に初来日。以後、日本人のファンも多く、近年の日本公演では「今年の歌」と評されるリクエスト唱歌が大好評を博している。2008年は「千の風になって」、2009年は「手紙~拝啓 十五の君へ」、2010年は「ウィ・アー・ザ・ワールド」、「世界に一つだけの花」。2011年のリクエストは、ウィーン少年合唱団公式サイトにて募集中。尚、2011年来日ツアーは、4月下旬から6月上旬に開催予定である。