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[老練かつ滑らかな雰囲気漂うサー・ガンダルフ]

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[老練かつ滑らかな雰囲気漂うサー・ガンダルフ]

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イアン・マッケラン (1939~)
ダン・ブラウン原作の『ダ・ヴィンチ・コード』にて、トム・ハンクス演じるラングドン教授を最後まで翻弄したのがリー・ティーヴィング卿。この老練な紳士を演じた俳優が、イアン・マッケランである。『X-MEN』シリーズでは、パトリック・スチュワート演じるチャーリー教授の宿敵マグニート役として、傑作ファンタジー作品『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでは、指輪の旅の鍵を握る事となる魔法使いガンダルフ役として、役柄に見合った見事な演技を披露せしめている。
イアン・マッケラン
1939年、イギリスのランカシャーに生まれる。本名はイアン・マーレイ・マッケラン。父は元牧師の土木技術者。姉がいる。さて、1939年と言えば第二次世界大戦の勃発年。戦争が収束に向かう1944年頃、3歳頃までは田舎のワイガンに身を移し、頭上に鋼鉄の仕切りが補強されたベットの下で寝ていたと言う。両親の薦めもあり、この3歳の時点からボルトン・リトル劇場にてちょっとした役を演じていたイアンであるが、次第に演劇の面白さにのめり込み始め、1946年、9歳の時には大きな劇場でのシェイクスピア劇に参加するようになる。その後も演劇への興味や好奇心を失わず、1957年、18歳、ケンブリッジ大学に奨学生として勉学に励みつつ、並行して様々な舞台に立ち続ける。1961年、22歳にて大学を卒業すると、そのまま本格的に俳優業と始め、定評のある舞台俳優として数々の賞を受賞するに至る。映画への初出演は1969年、30歳の頃、『アルフレッド大王』にて。以後、テレビ・映画・舞台の中で地道にキャリアを重ねる中、1982年、43歳、音楽家モーツァルトの伝記舞台『アマデウス』にてサリエリ役を熱演し、トニー賞を受賞。1991年、52歳にて出演した舞台『リチャード3世』ではローレンス・オリヴィエ賞を受賞。世界的な知名度と人気を博したのはそれから9年後、2000年、61歳にて出演した映画『X-MEN』でのマグニート役。翌2001年、62歳にて映画『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役で出演し、国際俳優としての不動の地位を築く事となる。

1988年、50歳の頃、ちょっとした騒ぎが持ち上がった。BBCラジオにて、イアンが公けに、自分が同性愛者である事を告白したのである。この告白は、イギリス議会にて同性愛者の制約的な法案が持ち上がったのを受けた形となる。以後は”LGBT right”と呼ばれる同性愛者たちの権利を守る運動に自ら率先して参加し、人間における性的な倫理面の受容を広く訴えている。尚、LGBTとは、Lesbian, gay, bisexual, transgenderの頭文字を取った略語。尚、告白から2年後の1990年、52歳、イアンは俳優としての功績を讃えられ、王室からサーの称号を授与されている。

ちなみに、2006年に公開した『ダ・ヴィンチ・コード』のリー卿役は、最後の最後までイアン・マッケランと、『羊たちの沈黙』のレクター教授でお馴染みのアンソニー・ホプキンスの2人のどちらを選考するかで決めかねていた。末永い論議の後、結局は経験や演技というより、実際に貴族の称号を持つという経歴から、イアンが選ばれた。レクター教授が選ばれていたら、あの作品はどのように仕上がっていただろうか。興味深い。

外部リンク

ムービーデータベース(IMDb、英語)
Ian McKellen(IMDb、英語)

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