
世界中から集められた数々の才能ある原石たちをダイヤモンド、サファイヤ、ルビー、エメラルドへと変貌させたアーセナルのベンゲルスクール。ベンゲルが1996年にアーセナル監督就任してからの14年間の中でも最高の輝きを放っているクラブの宝玉セスク・ファブレガスに届いたバルセロナからのオファーをアーセナルは迷うことなく断った。
本気で優勝を目指すアーセナルの強い意志
昨シーズンオフにクリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)からレアル・マドリー(スペイン)へ移籍したときに支払われた額が8,000万ポンド(当時のレートで128億円)、ズラタン・イブラヒモビッチがインテル・ミラノ(イタリア)からFCバルセロナ(スペイン)に移籍した際には6,900万ユーロ(当時のレートで約98億円)だったことからもバルセロナが移籍金に天文学的な数字の金額を用意したことは間違いない。しかしアーセナルがその魅力的なオファーを断ったのはクリスティアーノ・ロナウドを失ったマンUが今シーズン苦しんでいたのを目の当たりにしたからだろう。若干23歳のセスクを主将に据えて巨額オファーを公式サイトで断ったアーセナルのベンゲル監督にはセスクを軸に据えた本気のチーム作りをしようとする強い意志が見て取れる。
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「アーセナルのキャプテンであるセスク・ファブレガスとは、 2015年の夏までの契約が交わされている。彼は我々が描く将来の計画の中心的存在であり、非常に重要なメンバーの一人である」。
「我々はクラブから離れた場所で起こる、あらゆる憶測を目にしてきたが、彼に関する公式なアプローチは一度もなく、非公式な照会が2度あっただけであり、当然我々にセスクを放出する考えは一切なく、ここまでは公式なコメントのリリースを控えて来た」。
「しかしながら、昨日の夜、我々はバルセロナからのオファーを受けた。そして我々は、即座にキャプテンを売却する意志は全くない事を彼らに伝えた」。
「明らかにしておきたいのは、我々には如何なる類の逆オファーを提示する考えもなく、如何なる類の議論に入るつもりもない事だ。バルセロナは我々の立場をリスペクトすると表明しており、我々は彼らがその言葉を守ってくれる事を期待している」。
口先だけの八方美人だったどこぞの国の辞任した首相と異なり、毅然とした態度で意思を表明したアーセナル。その未来は明るく輝いていることだろう。アーセナルの公式ホームページで会員登録すればファン必見のクラブ情報があなたのメールアドレスに届けられる嬉しいサービスを行っているので、アーセナルもしくはセスク・ファブレガスが好きな方はクラブHPをご覧いただきたい。
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