大いに食べて、飲んで、楽しもう!
(前回のつづき)上海の物価がそれほど安くは無く、場所によっては日本よりもずっと高い事を先述した。が、それは生活雑貨や電化製品などの日用品の類の話であり、食事に関する品物はまた別である。要するに、日本人の金銭感覚からすると、ぐっと安い。そしてまた、充実している。
流石は半世紀前に世界各国が群雄割拠した世界都市、上海。中華のみならず、各国の料理を堪能出来る。無論、お店によって値段はピンキリであるが、2000円もあれば驚くほど贅沢な食事が出来る事だろう。普段は外食しないという諸賢も、上海に足を運んだ際にはがしがしと賑やかなレストランへ入り、食事を楽しんでみて欲しい。
静安寺も近い賑やかな大通り「北京西路1688号」には、日本料理店『木村』がある。一見して高級そうな入り口に見えるが、値段はお手ごろ、グルメ通をうならすお店である。日本語も通じる。かつ丼が美味しい。また最近、上海で流行り始めている日本の米焼酎『千年浪漫』が置かれているお店でもある。お酒に弱い筆者でもすんなりと飲める、実にまろやかな焼酎であり、驚くべきはどんなに飲んでも翌日にお酒が残らないところ。また、地下鉄「虹橋路」すぐ近くにある住所「虹橋路1006号」の『苗族第一酸湯館』。ここはこじんまりとした温かいお店で、少数民族苗族の酸っぱ辛い伝統料理を堪能出来る――……(次回へつづく)
日本料理店『木村』の紹介(中国生活情報サイトちゃいなび)苗族(Wikipedia、中国語)