東芝ソリューション株式会社は、高速性・柔軟性の高いCEP技術をアルゴリズムトレードエンジンとして利用し、実績の豊富な取引所ゲートウェイ『JSOES(ジェイソーズ)』及び、管理・インターフェイス機能等を組み合わせた統合ソリューションを「アルゴリズムトレーディングソリューション」として、2010年7月より受注活動を開始することを発表した。
同ソリューションにより、SORの実現、PTSやダークプールへの接続といったシステム拡張が可能となる。
ちなみに、CEP(Complex Event Processing)とは、複合イベント処理。ネットワークに流れるデータをそのまま取り込み、リアルタイムに分析して出力する技術のこと。また、アルゴリズムトレードは、証券会社が機関投資家からの注文を特定の論理やルールに従って自動的に処理する取引システム。SOR(Smart Order Routing)とは、取引所、国内PTS、ダークプールを対象として投資家に最も有利となるよう注文を回送する仕組みのことで、ダークプールは、取引所外取引の一種。
東証アローヘッドは、職人技ともいうべきデイトレーディング技術を駆逐することになるかもしれないほどの取引スピードを誇る。人間の脳はコンピュータをはるかに凌駕するものだが、ある面では機会の得意な処理もある。システムトレーディング技術を理解するきっかけに使えればそれにこしたことはない。
東芝ソリューション株式会社リリース