ニセコ町は、2010年7月20日から、株式会社フューチャーコマース(以下、フューチャーコマース)が提供するインターネット収納サービス『F-REGI(エフレジ)公金支払い』を導入して、クレジットカード決済に対応した『ふるさと納税』のインターネット収納サービスを開始することを発表した。
なお、同町ではこのサービスを開始するうえで、イオンクレジットサービス株式会社(以下、イオンクレジット)、株式会社ジェーシービー(以下、JCB)、三井住友カード株式会社(以下、三井住友カード)と、『ふるさと納税』のクレジットカード決済について契約を締結している。
同サービスの開始により、同町への『ふるさと納税』は、時間・場所を問わずに24時間インターネットを通じての寄附が可能となり、イオンクレジット、JCB、三井住友カードの各社が発行するカードのほか、JCB、Visa、MasterCardの国際ブランドが付いた全てのクレジットカードで寄附金を支払うことが可能となる。
また、通常のクレジットカードの利用と同様に、それぞれのクレジットカード会社が提供するポイントプログラムのポイントがたまるサービスも適用される。
ちなみに、『ふるさと納税』とは、2008年4月の地方税法改正の成立を受けてスタートした制度のことで、現在住んでいる地域や出身地など、貢献・応援したいと思う地方自治体へ寄附した金額のうちの一定額が、所得税と翌年度の住民税から控除される。
また、『F-REGI(エフレジ)公金支払い』は、全国の地方自治体や行政機関の税金・各種料金、ふるさと納税の支払いを、クレジットカードによるオンライン決済で納付できるフューチャーコマースの提供するサービスの総称。
インターネットを利用しての寄付を呼びかける動きが静かに広がっている。今回のようなクレジットカードを経由する以外にも広告をワンクリックするとできるものや、Webサービスでポイントを貯めて寄付に振り替えるなど、小口での決済手法はさまざまであるが、これから確実に寄付文化を日本に寝付かせるには、ネット上での取引が本当に安心なものかユーザーに信用してもらうことが重要である。もしくは、実際にユーザー側での手間をかけてもらわないような工夫も必要となるであろう。
ニセコ町リリース詳細ページ