ボンドガール(1931~)
英国情報部員ジェームズ・ボンドのスパイアクション傑作『007』シリーズでは、必ずボンドを手引きする美しき女性が登場する。通称ボンドガールと呼ばれる彼女たちは、ある時は共に戦い、ある時は支え、ある時は裏切り、そしてある時は愛し合う。強く美しき彼女たちの50年間の歴史を、ここに振り返ろう。写真は左から右、上から下へ作品順に並んでおり、以下の番号は順序通りに振らせて頂いている。尚、作品名は「007」のメインタイトルを省略している。

[1]ユーニス・ゲイリン。登場作品は「ドクター・ノウ」。サリー生まれのイギリス人、31歳。[2]ウスルラ・アンドレス。登場作品は「ドクター・ノウ」。スイス生まれのドイツ人、26歳。[3]ダニエラ・ビアンキ。登場作品は「ロシアより愛をこめて」。ローマ生まれのイタリア人、21歳。[4]マルティーヌ・ベズウィック。登場作品は「ロシアより愛をこめて」。ジャマイカ生まれのイギリス人、22歳。[5]シャリー・イートン。登場作品は「ゴールドフィンガー」。ロンドン生まれのイギリス人、28歳。[6]オナー・ブラックマン。登場作品は「サンダーポール作戦」。ロンドン生まれのイギリス人、37歳。[7]クロディーヌ・オージュ。登場作品は「サンダーポール作戦」。パリ生まれのフランス人、23歳。[8]ツァイ・ツィン。登場作品は「二度死ぬ」。天津生まれの中国人、31歳。[9]若林映子。登場作品は「二度死ぬ」。東京生まれの日本人、28歳。[10]浜美枝。登場作品は「二度死ぬ」。東京生まれの日本人、24歳。[11]ダイアナ・リグ。登場作品は「女王陛下」。ヨークシャー生まれのイギリス人、31歳。[12]ジル・セント・ジョン。登場作品は「ダイヤモンドよ永遠に」。カリフォルニア生まれのアメリカ人、31歳。[13]ラナ・ウッド。登場作品は「ダイヤモンドよ永遠に」。カリフォルニア生まれのアメリカ人、25歳。[14]ジェーン・シーモア。登場作品は「死ぬのは奴らだ」。イギリス生まれのアメリカ人、22歳。[15]ブリット・エクランド。登場作品は「黄金銃を持つ男」。ストックホルム生まれのスウェーデン人、22歳。[16]モード・アダムス。登場作品は「黄金銃を持つ男」。ルレオ生まれのスウェーデン人、29歳。[17]バーバラ・バック。登場作品は「私を愛したスパイ」。ニューヨーク生まれのアメリカ人、30歳。 [18]コリンヌ・クレリー。登場作品は「ムーンレイカー」。パリ生まれのフランス人、29歳。(後編へ続く)
ちなみにクリーブランド州立大学が独自に調査した所によれば、『007』シリーズに登場する主だった女性195人のうち、98人がボンドと極めて親密な関係に陥り、うち14人が諸事情によりボンドを殺そうとしたとの事。スパイの恋愛も命がけである。原作者イアン・フレミングはスパイ時代、実際にこうした経験をしたのか、どうか。
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