セイコークロック株式会社は、地震を感知するとLEDライトが点灯して時計の周囲を照らす防災クロックシリーズの新製品として、暗くなったら文字盤を照らす機能を加えた掛時計2機種を、2010年8月下旬に発売する。
さまざまな安心機能を搭載
新たに発売となるのは、LEDライトを搭載し、夜間や地震を感知した際に自動で点灯する掛時計『KX350B』および『KX351B』だ。本製品は、電波によって時刻が自動修正されるため、いつも正確な時間を知ることができる。なお、どちらもモデルも基本機能は同じだが、『KX350B』が木枠、『KX351B』がプラスチック枠となっている。
本製品は、周囲が暗くなると、文字盤の上下に内蔵された白色LEDライトが自動点灯し、時刻の読み取りをサポートしてくれる。また、内蔵の振動センサーが震度3~4相当の揺れを感知すると、白色LEDライトが自動で点灯し、時計の周囲を照らしてくれる。
また、本体上部には「スピーク/スヌーズボタン」が搭載されており、1回押すと現在時刻を、2回押すと日付・曜日/温度・湿度/アラーム時刻のいずれかを音声で知らせてくれる。また、「時報」設定により、毎正時に時刻を音声アナウンスする機能も搭載されている。
電源には単3形アルカリ電池×6本を使用する。自動点灯ライトが1日あたり1時間点灯、安心ライトが約5分間×30回点灯した場合で約1年の電池寿命がある。価格は『KX350B』が14,700円(税込)、『KX351B』が12,600円(税込)となっている。
Editor's eyes
本製品に搭載されたLEDライトは、部屋全体を明るく照らせるほどの性能は持っていないが、暗闇に目が慣れた状態なら、十分に周囲の状況を確認することができる。明かりを用意するステップが省略できるので、次のアクションが素早く行えるわけだ。まさに防災クロックという名に相応しい製品だろう。
セイコークロック株式会社リリース