キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、大型液晶タッチパネルや指紋認証システムを搭載したネットワークスキャナー『ScanFront(スキャンフロント) 300P』を、2010年7月下旬に発売する。価格は248,000円となっている。
性能と使いやすさが光るネットワークスキャナー
『ScanFront 300P』は、カラー毎分25枚、モノクロ毎分30枚(いずれもA4タテ、200dpi時)の読み取りが可能なネットワークスキャナーだ。本体には、8.4インチのSVGAワイド液晶タッチパネルが搭載されており、指先ひとつで簡単に操作することができる。
メール送信や共有フォルダー保存、FAX送信、プリンター出力など、宛先をワンタッチで選べるのはもちろん、スキャンデータの画面表示や、ページスクロール、回転、拡大といった操作も可能だ。
スキャン機能も充実しており、両面を同時に読み取る「1パス両面スキャン」を始め、正確な読み取りをサポートする「用紙サイズ自動検知」や「斜行補正」機能などが搭載されている。また、「白紙スキップ」、「文字向き検知」機能など、ドキュメントスキャナーならではの画像補正機能も用意されている。
本製品には、最大100名までのユーザを登録することができる。ログイン方法としてはユーザ名とパスワードの入力による認証と、指紋認証のどちらかが選択可能だ。また、ログイン後には、専用のマイジョブボタン画面に直接アクセスでき、スキャン業務を迅速に行える。
Editor's eyes
文書管理や情報共有、日本版SOX法への対応など、紙文書の電子化に対する企業のニーズは高い。本製品は、こうしたニーズに応える性能と使いやすさを合わせ持つネットワークスキャナーだ。クリエイティブ系のそれとは異なる方向に進化した、まさにビジネス系スキャナーなのである。
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