三菱電機株式会社は、2つのサイクロンでごみを3段階に分離する独自の「風神サイクロンテクノロジー」が搭載された掃除機『風神 TC-ZK』シリーズ2機種を、2010年8月1日に発売する。
サイクロンBOX内はフィルターレス
『風神 TC-ZK』シリーズには、2つのサイクロンで構成された「風神サイクロンテクノロジー」が採用されており、綿ゴミから花粉などの微細なゴミまで3段階に分離して回収する。微細なゴミまでしっかりと分離できるため、目詰まりしやすいフィルターが不要となったわけだ。
フィルターを使用しないため、吸引力が落ちることがなく、排気の匂いも軽減されている。また、サイクロンBOXを外せばゴミを簡単に捨てることができ、丸ごと水洗いすることもできる。
ヘッド部分には、ブラシが回転する「エアエンジンブラシ」が採用されており、じゅうたんに落ちた髪の毛やペットの抜け毛も強力にかきとってくれる。回転ブラシは簡単に外すことができ、絡みついたゴミもワンタッチで除去可能だ。
また、本製品には掃除の中断を検知して自動でパワーをセーブする「ECOモード」が搭載されている。ちょっと掃除機から手を離して荷物を移動させる、といった場合でも賢く節電してくれるのである。
シリーズには、スタンダードタイプの『TC-ZK15S』と、ハイグレードタイプの『TC-ZK20S』の2タイプが設定されている。カラーバリエーションとして、『TC-ZK15S』にはメタリックブルーとメタリックマゼンタが、『TC-ZK20S』にはルビーレッドとピアノブラックが用意されている。なお、価格はオープンとなっている。
Editor's eyes
サイクロンを名乗る掃除機は多いが、技術的および特許的な問題でフィルターを使用するタイプがほとんどであった。『風神 TC-ZK』シリーズでは、諸般の問題が解決されたようで、サイクロンBOXにフィルターは存在しない。このため、使い勝手が大きく向上しているのである。
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